春の福島で開催リーディングに輝いた永島まなみ騎手(20=高橋康)が、27日のJRA交流・園田11R由良川特別(ダート1400メートル)をタマモベローナ(牝4、高橋亮)で勝利し、地方通算12勝目(地方馬での勝利含む)を挙げた。

序盤は、大逃げを打ったシロンから離れた2番手で折り合いに専念。残り200メートルを過ぎたところで先頭に立つと、1番人気の地元馬ビナサクセス(2着)に3馬身差をつける完勝を飾った。

永島騎手は「離れた2番手を追走する形になり、ハナを切っている感じで運べたのが良かったです。馬もしっかり応えてくれましたし、思い通りの競馬ができました」と笑顔を見せた。

直前の10Rでは、父の永島太郎調教師(49)が管理するツーエムアリエス(牡8)に騎乗。2度目の親子タッグが実現したが、勝ち馬から大差の2着だった。「出して行きすぎると掛かると聞いていましたが、折り合いも問題なく運ぶことができました。勝ち馬が強かったです」と振り返った。

なお、永島騎手はJRA通算42勝を挙げており、中央馬での地方勝利は今回で通算9勝目。合わせて51勝となり、これまで4キロ減だった減量が今後は3キロ減となる。

ただし、出馬投票前日までの数字が適用されるため、この日(27日)に出馬投票が行われた今週土日、29、30日の中央競馬には先週までと同様に4キロ減での騎乗となる。