桜花賞14着のドゥーラ(高橋康)は15番人気に反発し、3着と健闘した。

道中は後方で息を潜め、末脚にかけた。直線でやや前が壁になりながらも外へ出されると、力強く脚を伸ばした。2着ハーパーに首差。札幌2歳Sで牡馬を蹴散らして勝利した重賞馬の意地を見せた。

デビュー5年目、8度目のG1でクラシック初騎乗の斎藤騎手は「調教から具合の良さを感じていました。元々最初からこれくらいの距離が合っていると思っていましたし、ドゥーラ自身が走る方に気持ちを向けてくれればこれくらいやれると思っていました。この馬の走りをしてくれたと思います」と汗をぬぐった。