1・4倍と断然人気に推された桜花賞馬リバティアイランド(牝3、中内田)が川田騎手に導かれ、昨年のスターズオンアースに続く史上17頭目の桜花賞、オークス2冠馬に輝いた。勝ち時計は2分23秒1。2冠牝馬の次の目標は3冠。秋華賞(G1、芝2000メートル、10月15日=京都)を目指す予定だ。

サンデーレーシングの吉田俊介代表もリバティアイランドの圧勝劇に驚きを隠さなかった。「強かったですね。初めての距離とか心配なこともいろいろあったのですが、うまくクリアしてくれました。レース前から注目されて人気にもなっていたので、まずはホッとしました」。6馬身差の勝利を挙げる走りに11年前のオークス、そして、3冠牝馬に輝いた名牝の姿が重なった。「デビュー戦から一戦ごとに体つきが大人になってきた。ジェンティルドンナのような感じです」。

今後については「まずは3冠を取りにいかなくてはいけないと思っています。調教師とも話し合いますが、秋華賞を目指すことになると思います。それを踏まえて、来年は海外遠征も考えることになるでしょう」と期待の大きさを示した。