全休日明けは怖いです。馬房で我慢していたストレスがあるのか、今日4日の馬たちは2歳、3歳、古馬関係なく、荒ぶったり、いななく馬が多かった印象です。馬に接するのに慣れていない僕は、少しでも距離を保って刺激しないようにビクビクするのが関の山でした。

そんな中、馬房でずっとおとなしくしていてめちゃめくちゃかわいかったのが手塚厩舎のバロン(牝2、父ロードカナロア)。22年のセレクトセール1歳馬部門で「ウマ娘」で知られる藤田晋オーナーに7200万円(税抜き)で落札されました。16日の函館芝1800メートルでデビュー予定です。

担当する三浦大典(だいすけ)助手は「今までやってきた馬でもトップクラスにかわいらしいですね。顔をだっこしたりしても嫌がらないし、おいでって手を広げると近寄ってきたりしますよ。本当に手がかからないです。稽古も順調ですし、来週が楽しみですね」と目を細めながら語っていました。

馬と人が仲良くしている姿は、見ていて幸せになるなと思った今日この頃です。【舟元祐二】