札幌開催が始まりました。晴天に恵まれ、芝の青さは見ていて気持ちがいい。さわやなか風もあり、絶好の競馬日和でした。

午前9時を回った時、場内には「君が代」が流れ、内馬場に日の丸が掲揚されました。君が代が終了するのと同時に日の丸が頂点にかかげられる瞬間は、記者席で直立不動で眺めていました。感動的でした。電光掲示板にもその模様が映し出されていました。そして午前9時50分。1Rの開幕を知らせるファンファーレが鳴ると、場内のファンからは待ってましたと言わんばかりの拍手が巻き起こりました。節目、節目での高揚感、いい意味での緊張感があってこちらもやる気がみなぎった次第です。この日はフリーパスデー。入場はJRA広報発表によると1万3723人。レースごとのゴール前での歓声は白熱していました。

メインレースのTVh賞はエクシードアンドエクセル産駒のエクセトラが勝利。2着がインヴィンシブルスピリット産駒のブルースピリットと、マル外馬による決着でした。エクセトラは4連勝でオープン入り。前走1600メートルからの距離短縮にも対応し、素晴らしい切れ味を見せてくれましたね。ルメール騎手はレース後「今回は1200メートルでしたね。絶対にスピードがあると思っていたし、勝つ自信があった。彼にとってペースはちょうど良かった。冷静に走ってくれたし、最後もいい瞬発力を発揮してくれた」と高評価でした。

吉村師も「スプリント色の強い血統だからね。UHB賞に行くと思います」と短距離界に照準を定めました。

初日から大盛況だった札幌競馬場。明日、そして来週とまだまだ北海道シリーズが続きますので、一緒に楽しんでいきましょう。【舟元祐二】