8月13日小倉の新馬戦(芝1200メートル)に出走を予定する注目の新馬ライスネイチャ(牡2、松永昌)の鞍上が、角田大河騎手(20=石橋)に決まった。3日に松永昌師が明かした。

同師は「大河(角田河騎手)でいきます。気性は前向きだし、スタートも悪くない。動きはまずまずだね。まずは芝の1200メートルから」と話した。

デビューに向けて、着々と準備が整っている。1週前追い切りとなった2日は、Cウッドで6ハロン84秒4-12秒4。3頭併せの最内から中クリノフロンティア(2歳新馬)に6馬身差、外アルファゼウス(3歳未勝利)に3馬身半差をつけて最先着した。追うごとに動きは良化している。

同馬は父メイショウボーラー、母オムスビ。3代母にウラカワミユキがおり、祖母ゲッケイジュが、5月30日に35歳でこの世を去ったナイスネイチャの半妹にあたる。また、馬名の由来は「母名および母母の兄馬名にちなんで」。母オムスビと、祖母の兄ナイスネイチャにちなんでライスネイチャと命名された。

運命なのか-。ライスネイチャがデビューするのが、91年にナイスネイチャが勝った小倉記念デーだ。「それは偶然だけどね」とナイスの主戦を務めた師は笑うが、血と名を“引き継いだ”ライスネイチャと今度こそG1制覇へ。期待せずにはいられない。