掛水泰範(40=高知)が昨年当地で落車した悪夢を払拭する。

初日は予選3着。競走得点で次点となって、本来なら準決進出を逃すところだった。だが、最終レースで落車があり、失格者や欠場者が出て、繰り上がりで準決進出を決めていた。

迎えた準決10Rは目標の山本奨が積極策。惜しくもワンツーは決められなかったが、1着で決勝進出となった。

「ツキがある? いやいや。まだまだ」と笑い飛ばした。当地では昨年10月G3で落車。鎖骨を骨折して、約3カ月を棒に振った。「これで悪夢は払拭? まだ決勝が残ってるからね」と、完走するまでは気持ちを切らさない。

決勝12Rは徳永哲人の番手。チャンスを生かして、当地をいいイメージに塗り替える。