単勝1・7倍の断然人気に推されたサフィラ(牝、池添、父ハーツクライ)は3着に敗れた。好位のインで運んだが直線は最後まで進路ができず、内ラチ沿いをどうにか抜けてきた。

半姉がサラキア(20年エリザベス女王杯と有馬記念で2着)、全兄がサリオス(19年朝日杯FS覇者。20年皐月賞とダービーで2着)という良血馬。

松山騎手は「馬はすごい能力の高い馬で、スタートも良かったのですが、前に壁をつくるのを意識して、結果的に詰まってしまいました。申し訳ないです。馬の能力は抜けていたと思います。本当に申し訳ないです。今はそれしか言葉が出てこないです」と肩を落としていた。