“世界一”の半妹がベールを脱ぐ。G1・4連勝中で世界ランク1位イクイノックスを半兄に持つガルサブランカ(牝、木村、父キズナ)が12日土曜、新潟芝1600メートルで初陣を迎える。クリストフ・ルメール騎手(44)が手綱を取る予定。

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世界一の系譜を継ぐ。ガルサブランカはイクイノックスと同じく、8月の新潟芝でキャリアをスタートさせる。1800メートル戦を圧勝した半兄より1ハロン短いマイル戦となるが、鞍上には偉大な兄の主戦ルメール騎手を迎える予定。太田助手は「動きには、このきょうだい特有の質感の良さがあります」と共通点を挙げる。

火曜朝は美浦のウッドとダートで調整。一定のリズムで軽やかに駆け抜けた。1週前、2週前追い切りでは、ウッドで併せ馬を消化。どちらも追走して併入した。「毎週の追い切りも余裕を持って動けていますし、女の子の分、お兄さんたちと比べて若干、テンションの高いところがありますが、それも許容範囲です」と同助手。馬体は皮膚が薄く、血管が浮き出て見える。ここまでの調整は順調そのもの。注目の良血馬のデビューが刻一刻と近づいている。