<1>97年タイキブリザード

97年安田記念を制したタイキブリザード(中央)
97年安田記念を制したタイキブリザード(中央)

94年のデビューから重賞未勝利のまま、95年安田記念3着、宝塚記念2着、ジャパンC4着、有馬記念2着とG1で好戦。翌96年は大阪杯(当時G2)で重賞初勝利を飾ったものの、京王杯SC、安田記念ともに2着だった。

流れが変わったのは97年京王杯SC。2番手から快勝すると、続く安田記念で悲願のG1初制覇を果たした。2着はジュニュイン。

通算では重賞3勝。対して、重賞2着が7回だった。


<2>91年ダイイチルビー

91年京王杯SCを制したダイイチルビー
91年京王杯SCを制したダイイチルビー

デビューは3歳(当時表記は4歳)の2月。牝馬3冠はオークスのみに出走して5着だった。古馬となった91年の京都牝馬特別で重賞初制覇。中山牝馬S3着を挟んで臨んだ京王杯SCは、河内騎手を背に好位から快勝した。

続く安田記念は2番人気。16頭立ての13番手という後方から、上がり最速35秒3の脚で差し切り、G1初制覇を果たした。2着は10番人気ダイタクヘリオス。3着は1番人気バンブーメモリー。

同年秋のマイルCSはダイタクヘリオスの2着に敗れたが、続くスプリンターズSでG1・2勝目を飾った。


<3>11年ストロングリターン

11年京王杯SCを制したストロングリターン
11年京王杯SCを制したストロングリターン

古馬となって2度目の重賞挑戦だった11年京王杯SCを鼻差で差し切って重賞初制覇。逃げ粘るシルポートを、上がり最速33秒1の脚でとらえた。続く安田記念がG1初挑戦。3歳馬リアルインパクトに首差およばず2着に敗れた。

リベンジを期した12年、京王杯SCはまさかの4着だったが、続く安田記念で念願のG1初制覇。福永騎手を背に上がり2位となる33秒8の脚で差し切り、1分31秒3という当時のレコードタイムをマークした。2着はグランプリボス。3着コスモセンサー。