1番人気ギガキングが直線で差し切り、第1回の覇者となった。勝ちタイムは1分53秒4。2連勝で重賞6勝目を挙げた。

これが船橋での重賞4勝目。陣営が懸念していた暑さも負担重量もコース巧者には関係なかった。道中は中団の外め。向正面では6、7番手にいたが、直線で先に抜け出したロードレガリスを捉えた。和田譲治騎手(39)は「スローで外めを回されて厳しかったけど、いつも直線は伸びてくれる。それを信じて乗りました」。展開の厳しさが強さを際立たせた。

連覇を達成した報知グランプリCに続く船橋1800メートルでの重賞制覇。稲益貴弘調教師(43)は「世界最強の馬(ウシュバテソーロ)が出てくるみたいなので。そんな馬と一番得意な舞台で走れるのは最初で最後かもしれないので」。次走は9月27日船橋の日本テレビ盃(Jpn2、1800メートル)で強豪を迎え撃つ予定だ。【牛山基康】