武豊騎手騎乗の2番人気ドナベティ(牝、矢作)が華麗な差し切り勝ちを収めた。勝ちタイムは1分10秒4。

道中は後方待機。4コーナーで馬群がばらける中、直線は大外に進路を取るとぐんぐんと脚を伸ばし、最後は流す余裕すらあった。

函館芝1200メートルでデビュー勝ち。1500メートルに距離を延ばした前走クローバー賞は5着にとどまっていた。距離短縮が功を奏し、鞍上は「イレ込みがここ2戦よりはましだったことが大きかったね。今日は後ろから競馬をしようと思って、うまくはまったね。能力はあるけれど、まだまだ難しいところがある」と、今後の成長に期待した。

矢作師は「いい内容で勝てましたね。なんであんな位置にいるんだろうと思ったけど、さすがレジェンドだね。距離がどうかと思っていたけど、ああいう競馬ができるなら、オーナーと相談してですがファンタジーS(G3、芝1400メートル、11月4=京都)を考えたいと思います。イレ込みが課題ですが、いろいろと工夫をしてよかったです。楽しみです」と話した。