大野騎手騎乗の4番人気キャットファイト(牝、上原博、父ディスクリートキャット)が、04年朝日杯FS(G1)でマイネルレコルトがマークした1分33秒4の2歳コースレコードを0秒3上回る、1分33秒1の好時計で勝利した。

レースはフェンダーが飛ばし縦長の展開に。キャットファイトは3番手で追走し、手応えよく直線へ。追い出しに素早く反応し、2着バスターコールに5馬身差をつけた。

初陣はボンドガールに1秒2差の6着。前走新潟で初勝利を挙げると、初の牡馬相手、右回りを乗り越え強さを示した。

デビューから3戦続けて手綱を握る鞍上は「スタートと二の脚に前走は課題がありましたが、クリアしてくれました。2歳戦にしては速いペースでしたが、うまく脚をためて最後に使えたところからも能力があるところを証明できたと思います」と高評価。上原博師は「牡馬相手にも戦えたし、一戦ごとに競馬が上手になってきた。初めての右回りも問題なかったし、ひと息入れて暮れの大きいところにいければ」と年末の2歳G1を見据えた。