06年オークス、秋華賞の牝馬2冠を制し、JRA賞最優秀3歳牝馬および最優秀父内国産馬を受賞したカワカミプリンセス(牝20)が、11日に起立不能となり死亡した。繁殖牝馬として、また繁殖引退後もけい養されていた三石川上牧場(北海道新ひだか町)がJRAを通して発表した。

三石川上牧場・上山浩司代表は「最後まで元気で気丈な馬でした。また、現役引退後もファンの皆さまからたくさんのプレゼントをいただくなど、とても人気のある馬でした。これまで応援どうもありがとうございました」とコメントした。

同馬は03年6月5日生まれ、鹿毛。父キングヘイロー、母タカノセクレタリー(母の父シアトルスルー)。現役時代の通算成績は17戦5勝、重賞は06年オークス、秋華賞(ともにG1)の2勝。付加賞を含む総収得賞金は3億5089万2000円。栗東・西浦勝一厩舎所属。