3日間開催最終日の18日に行われる菊花賞トライアル、セントライト記念(G2、芝2200メートル、中山、3着までに優先出走権)へ向け15日、ラジオNIKKEI賞3着から臨むレーベンスティール(牡、田中博)が追い切りを行った。美浦ウッドでセイルオンセイラー(古馬3勝クラス)と併せ、6ハロン80秒9-11秒6の好時計をマークした。

感触を確かめたモレイラ騎手は「過去のレース映像を見ていたし、田中博師から事前にアドバイスもありましたが、フットワークも全体の動きも良かった。月曜日に乗るのを楽しみにしています」と笑顔で話した。

田中博厩舎は日曜のレースに出走させる場合、3日前に追い切ることが多いため、今回は月曜のレースへ向けた金曜の追い切り。新たにコンビを組むモレイラ騎手がブラジルから前日木曜夜に来日したため、この日の最終追い切りで騎乗可能となり、絶好のタイミングだった。

新馬戦(2着)以来となるソールオリエンスとの対戦。田中博師は「意図した追い切りができましたし、ジョッキーも『不安はないです。プロフェッショナル馬ですね』と言ってくれました。以前は前進気勢にあふれて調教に苦労した面があったのですが、今回はコントロールがつきすぎているところが、逆に心配な点。ただ、距離が延びることを考えると、いいことなのかもしれません。本当にいい調整ができていると思っていますし、あとはレースでどんな走りをしてくれるかですね」と前を向いた。