一昨年の覇者ピクシーナイト(牡5、音無)は福永祐一技術調教師を背に、最終追い切りを行った。坂路で4ハロン54秒2-12秒1。

かつてこの馬の主戦だった福永師は「先週(21日)に久々に乗って、いい時に比べると踏み込みが物足りなく感じたけど、今日はずいぶんと動きが良くなっていた。最後の体の使い方も良かったし、復調の兆しがある。能力を発揮できれば通用するし、これからレースまででどれだけグッと上がるか」と話した。

21年香港スプリント(4走前)での競走中止から長期休養を挟み、13、8、8着と成績は低迷してるが、前走のセントウルSでは出遅れながら勝ち馬と0秒5差まで差を詰め、復調の気配を見せた。さらなる上積みが見込める今回は、完全復活があっていい。