秋G1シリーズ第1弾スプリンターズS(芝1200メートル、10月1日=中山)の追い切りが27日に行われ、今年の函館スプリントSを勝っているキミワクイーン(牝4)を管理する奥村武師(47)が共同会見に出席した。

-キーンランドC(7着)を振り返って

奥村武師 馬場が荒れた内めの枠を引いてしまって戦前から厳しいなと思っていました。さらに当日雨が降りあまりいい状況ではないなというレースになりました。

-中間の調整過程について

奥村武師 もともとスプリンターズSに使うつもりはなく、キーンランドCでいい競馬ができればと思っていました。思いのほか、力を出し切れない競馬なったのも含めて、北海道から美浦に帰ってきて思った以上に調子が上がってきている感じが見受けられたので、そこで向かおうということになりました。

-今朝の最終追い切りについて

奥村武師 夏以降、馬が充実してきてカイ食いも良く、肉付きもどんどん良くなってきている。調教を手控え過ぎて重めや太めが残るのが嫌だなと思うくらい。先週反応は見ているので今週は遅くなりすぎず、かつやりすぎないようにしました。この馬自身はかなりいい状態でレースに臨めると思っています。

-コース適性について

奥村武師 春先は非力さが抜けない状況、脚質も先行が得意な馬でした。その形ですと最後中山の坂では脚が鈍るところが正直ありました。ただ、それ以降馬も力をつけてきて函館SSでは新たな1面も見せてくれた。しまいを生かすような競馬をすれば今まで止まっていた中山の坂も克服できるんじゃないかと思っています。