3番人気スティックバイミー(牝、伊藤大、父ルーラーシップ)がしぶとく押し切った。勝ち時計は1分54秒0。

五分のスタートから逃げたライトニングゼウスをぴたりとマーク。前半1000メートル通過1分5秒0のスローペースをきっちりと折り合い、手応えよく直線へ。じわじわと長く脚を使い、逃げた2着馬に3/4差をつけた。

鞍上の坂井騎手は「先生からいい馬だと聞いていました。非常に乗りやすい馬ですし、スローペースでもしっかりと折り合ってくれました。まだもう1段階伸びるようになればいいと思います。センスがあっていい馬です」と期待を込めた。

伊藤大師は「調教での動きがよくて仕上がりもよかったです。いい競馬ができたと思います。トリッキーな中山なので1コーナーの入りだけ気を付けて、とジョッキーには言っていました。2番手ですっといけましたね。先々は長い距離でいいと思っていたので、牝馬限定戦にこだわらずここを使いました。今後はゆっくりと状態を見て考えます」と話した。