松山騎手騎乗の3番人気ゴンバデカーブース(牡、堀)が2戦2勝で出世レースを制した。新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒は重賞初制覇。勝ち時計は1分33秒4。

人気を分けたボンドガールとシュトラウスがスタートで立ち遅れる。2頭が掛かり気味に位置を上げる中、五分のスタートを切ったゴンバデカーブースも行き脚はそれほどつかず、道中は最後方。やや追っつけられながら直線を向くと、鋭く末脚を伸ばし、2着ボンドガール、3着シュトラウスを差し切った。

鞍上の松山騎手は「リズムを大事にさせてもらったんですけど、ああいう形で差し切れて本当に強かったと思います。前走逃げて勝っている馬ですし、わりと長く脚を使えるかなと思っていましたが、最後方になるというのはあんまり思ってなかったですね。ただ、リズムを大事にしたかったのであんまり慌てさせずにリズムを重視させていただきました。それで最後あれだけの脚を使ってくれて、強い馬もいたと思うんですけど、本当によかったと思います。距離はまだこれからだと思いますけど、末脚はすごいものを持っていますし、前走逃げて勝っていますし、いろんなパターンの競馬ができてレースの上手な馬だと思うので、これから先もさらに楽しみです」と期待を込めた。

過去8回の勝ち馬からダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオス、ドルチェモアと4頭のG1馬を輩出。堀師は19年サリオス以来2度目の制覇となった。

馬連(2)(3)は560円、馬単(2)(3)は2040円、3連複(1)(2)(3)は220円、3連単(2)(3)(1)は3520円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)