先頭で押し切り、鼻差で菊花賞を制したアスクビクターモア(左)(撮影・白石智彦)=2022年10月23日、阪神競馬場
先頭で押し切り、鼻差で菊花賞を制したアスクビクターモア(左)(撮影・白石智彦)=2022年10月23日、阪神競馬場

■菊花賞の見どころ

今年のクラシック最終戦の菊花賞(G1、芝3000メートル)が3年ぶりに京都競馬場で行われる。


ダービー馬タスティエーラ(牡、堀)が秋初戦を迎える。皐月賞は2着も、ダービーでは大接戦を制した。前哨戦を挟まず直行する点がどうかだが、ここに向けて調整は順調。モレイラ騎手との初コンビで2冠目に期待だ。


皐月賞馬ソールオリエンス(牡、手塚)がダービーのリベンジを狙う。デビューから無敗で皐月賞を制したが、ダービーは首差2着に敗れた。前走セントライト記念は4角で不利を受けて2着も、本番で雪辱を果たすか。血統的にも菊花賞の舞台は魅力だ。


ファントムシーフ(牡、西村)も春に大舞台で活躍した。共同通信杯で重賞初Vを決めると、皐月賞3着、ダービーは8着。前走の神戸新聞杯は逃げて3着も、悪い内容ではなかった。折り合いのつく馬で、菊舞台でも好レース必至か。


重賞2勝のサトノグランツ(牡、友道)も楽しみだ。ダービーは展開に泣き11着に敗れたが、秋初戦となったトライアルの神戸新聞杯をレコード勝ち。夏を越しての成長が見られ、ひとたたきした上積みも見込める。これから活躍しそうな素質馬で一発も十分だ。


トップナイフ(牡、昆)の巻き返しにも期待。ホープフルSでは逃げて鼻差2着に健闘した実力馬。春のクラシックは2戦ともスタートで出遅れて7、14着に終わったが、前走の札幌記念は自分から動く形で2着に健闘。発馬を五分に出て自分の競馬ができるようなら要注意だろう。


新潟記念を制したノッキングポイント(牡、木村)も差はない。ダービーは勝ち馬から0秒2差の5着に健闘し、前走は古馬相手に重賞初制覇を決めた。


他にも、神戸新聞杯2着のサヴォーナ(中竹)、4連勝で重賞初挑戦のドゥレッツァ(尾関)も侮れない。


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