土曜東京で行われるアイビーS(リステッド、芝1800メートル、21日)は今年も見逃せない。近年の勝ち馬では16年のソウルスターリングが阪神JF&翌年オークスを制し、18年のクロノジェネシスが秋華賞などG1・4勝、21年のドウデュースがダービー馬に輝いた。

ダノンエアズロック(牡、堀)は父モーリス、母がオーストラリアの名牝モシーン、半姉が重賞3勝を挙げたプリモシーンという血統で、22年セレクトセール1歳部門で4億5000万円(税抜き)で落札された評判馬。6月の東京芝1800メートルで新馬勝ちし、放牧から帰厩後は美浦のウッドと坂路で順調に時計を出している。「ノーザンファームしがらきから9月23日に帰厩しました。体が増えている点で印象はいいし、ハミを抜くしぐさも春よりましになっていますが、DDSP(のどの疾患)の症状の方は変わりありません。調教で動きすぎてしまうので、1週前は控えめにしました」と堀師。同厩舎で同じ東京デビューのゴンバデカーブースはサウジアラビアRCを快勝しており、これに続きたい。