天皇賞・秋でドウデュース(牡4、友道)に騎乗予定の武豊騎手(54=フリー)が東京9R以降の騎乗を取りやめた。ドウデュースには戸崎圭太騎手(43=田島)が騎乗する。

東京5Rの新馬戦でブラックライズ(牡2、清水久)に騎乗。7着となったレース後、検量室前で同馬に右膝付近を蹴られて負傷。「ドンッ」と大きな音が鳴った直後、苦悶(くもん)の表情を見せながら、地面に四つんばいとなった。いすに移動しアイシングを施し、様子を見ていた。検査を受け「右足の負傷」と診断された。

負傷直後は笑顔も見せていた同騎手は騎乗取りやめ発表後、「残念、無念。鞍を外した時に蹴られました。長年やっていて危なかったことはあったけど(取りやめは)初めて。乗れるかなと思ったけど、みるみる痛みが出て腫れてきた。折れてはいないです。でも歩けない。残念。早く治します」と話した。

9Rのエッセレンチは松山騎手、10Rのヘリオスは戸崎騎手に変更となった。