20年のサウジダービーを制したフルフラット(牡6、森秀)が28日付で競走馬登録を抹消された。今後は北海道新冠町の白馬スタリオンステーションで種牡馬になる。

スペイツタウン産駒の米国産馬で、19年にデビューすると、1勝馬の身で米国の2歳王者決定戦BCジュヴェナイルへ挑戦して5着に入った。翌20年には第1回のサウジダービーに挑み、4角先頭から押し切った。サウジアラビアで初勝利となった武豊騎手は「アメリカ遠征の経験が生きた。世界のホースマンが集まっているし、勝ちたい気持ちが強かったです」とガッツポーズで喜びを表していた。

以後は勝利に恵まれず、昨年3月のゴドルフィンマイル(14着)がラストランとなった。通算成績は9戦2勝(うち海外3戦1勝、重賞1勝)。