1番人気ダテノショウグンが8馬身差の圧勝劇を演じ、無傷5連勝で重賞初制覇を飾った。時計は1分42秒5(良)。ハイセイコー記念は御神本訓史騎手(42)が11年以来2勝目、森下淳平調教師(43)も16年以来の2勝目となった。

先団を見ながら運び、2番手まで進出して迎えた直線。逃げたライゾマティクスを捉えると、そこからは独壇場だった。「直線でものすごい脚を使ってくれるので、うまく誘導してあげればと。変わらずいい脚でした」とコンビ3戦目の御神本騎手。「無事5連勝で重賞を勝ててホッとしています」と安堵(あんど)の表情を見せた。今開催から砂が入れ替わり、時計がかかるはずの馬場。それでも前走より0秒1速い時計で走った。森下師は「気にせず走ってくれたし力をつけてますね。この競馬ならクラシックで戦えると思うし、大事に育てて中央馬ともやれるように-」。次は来年からの始動予定。大きな舞台が待っている。【渡辺嘉朗】