松山弘平騎手騎乗の1番人気アイコンテーラー(牝5、河内)がダート転向3戦目でG1&重賞初制覇を果たした。2着に4馬身差で勝ち時計は1分52秒9。

道中は逃げたヴァレーデラルナを見る2番手を追走。3コーナーからテリオスベルが外からまくって先頭を奪いにいく中、アイコンテーラーは手応え良く直線へ。直線早々にテリオスベルを振り切ると、2着グランブリッジ、3着アーテルアストレアの追い上げも難なく退けた。

主戦の菱田騎手が負傷中。当初は武豊騎手と初コンビの予定だったが、天皇賞・秋当日の負傷で離脱。急きょ“代打”が決まり結果を出した松山騎手は「すごくうれしい気持ちと、こうして僕に任せてくださって関係者の皆さまに本当に感謝していますし、馬もしっかり強い競馬をしてくれました。今日は代打でしたけどすごく強くていい競馬をしてくれたと思います。スタートしてからあまりキックバックとかは得意ではないかなと思っていたので、スムーズに自分の競馬をしたいなと考えていました。しっかり2番手で流れに乗れましたし、追ってからも離して非常に強かったと思いました」と胸をなで下ろした。

デビューから芝路線を歩み、今年の愛知杯では2着に入った。転機は2走前のBSN賞。ダート初戦で2着に2馬身差の快勝劇を見せると、前走シリウスSでは牡馬相手に2着と健闘。初参戦の大井で、ダート牝馬路線に“新星誕生”を印象づけた。

馬連(2)(4)は480円、馬単(4)(2)は890円、3連複(2)(4)(12)は780円、3連単(4)(2)(12)は3020円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)