牝馬3冠などG1・5勝を挙げたアパパネの6番子バードウォッチャー(牡、国枝、父ブラックタイド)が1番人気に応え、初陣で鮮やかな差し切り勝ちを決めた。2着に1馬身1/4差で、勝ち時計は1分50秒3。兄姉5頭は全て勝ち上がり、半姉アカイトリノムスメは21年秋華賞V。良血馬として最高の門出だった。

ルメール騎手は「すごくいい感じ。ずっと冷静で走ってくれた。直線の反応も良かったし、ギアアップすることができた。馬体もきれい。距離はもっと延ばしても大丈夫。アパパネ、アカイトリノムスメがいる。2400メートルも問題ない」と素質を見込んだ。

母アパパネ、半兄モクレレ、半姉アカイトリノムスメを管理した国枝師は「良かったよ。競馬っぷりが良かった。スタートは今ひとつだったけど、反応が良かった。格好はまだ子どもっぽいけど、メンタル面含めて面白い。初めは男馬らしさが足りないと思ったけど、サイズ、メンタル、身のこなしなどがいいよね。(クラシックに)持って行きたいよね。2000メートル以上になっても大丈夫とルメール騎手も言っていた」と期待をのぞかせた。次走は未定。