マイルCSを制した制したセリフォスをねぎらうD.レーン騎手(撮影・白石智彦)=2022年11月20日、阪神競馬場
マイルCSを制した制したセリフォスをねぎらうD.レーン騎手(撮影・白石智彦)=2022年11月20日、阪神競馬場

■マイルCSの見どころ

秋のマイル王者を決めるマイルCS(G1、芝1600メートル)が19日に行われる。舞台は4年ぶりに京都競馬場に戻る。


安田記念を連覇中のソングラインが不在のここは、昨年の覇者セリフォス(牡4、中内田)が絶対的な中心だ。3歳だった昨秋に富士S、マイルCSと連勝。今春の安田記念でもソングラインの2着に好走した。デビューから10戦して掲示板を外したことがなく、安定感は抜群。休み明けでも首位争いは確実だ。


最大のライバルは、21年NHKマイルCの覇者シュネルマイスター(牡5、手塚)。昨秋は案外な競馬もあったが、今春のマイラーズCで重賞3勝目を飾り、安田記念でも3着と再び軌道に乗った。前走の毎日王冠は、前が開かず大外へ持ち出すロスもあって3着に惜敗したが、立ち回り次第でG1・2勝目も十分だ。


3歳馬エルトンバローズ(牡、杉山晴)はG1初挑戦でも魅力たっぷり。春に素質が開花し、未勝利、1勝クラスと連勝。ラジオNIKKEI賞で重賞初勝利を決めると、前走・毎日王冠ではソングラインを鼻差で下して4連勝を飾った。内回りとはいえ京都芝1600メートルでも強い勝ち方をしており、大舞台でも楽しみはある。


紅一点のナミュール(牝4、高野)も差はない。末脚が武器で、昨年はオークス3着、秋華賞2着と健闘した。前走の富士Sは、休み明けながら鋭い伸び脚を見せて快勝。牡馬相手でも一発が期待できる。


ソウルラッシュ(牡5、池江)は前走の京成杯AHで重賞2勝目。休み明けに加えて、ハンデ59キロを背負いながらも押し切った。キャリアを重ね、着実に力をつけており、今回はたたいた上積みも見込める。展開次第で上位争いが可能だ。


他にも、重賞2勝のソーヴァリアント(牡5、大竹)、昨年の2着馬ダノンザキッド(牡5、安田隆)、春に京王杯SCを勝ち、前走・富士S2着のレッドモンレーヴ(牡4、蛯名正)など実力馬がそろう。


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