出世街道に乗る。土曜東京メインの東京スポーツ杯2歳S(G2、芝1800メートル、18日)でフォルラニーニ(牡、手塚、父エピファネイア)がデビュー2連勝を狙う。3冠馬コントレイル、世界最強馬イクイノックスなど、直近10年の勝ち馬から平地G1馬が6頭も出ている一戦。母がG1・2勝馬サトノダイヤモンドの半妹で、その血統も先にある大舞台進出を意識させる。手塚師は「このメンバーに入ってもそんなに引けを取らないと思う」と期待を込めた。

スケールの大きさは自身の走りで示した。中山の新馬戦ではメンバー最速の上がり3ハロン34秒6。4角で外に膨れ気味になりつつも、2着馬を3馬身半差突き放した。粗削りな分、広い東京替わりはプラスに出るだろう。手塚師は「パワーアップしているし、上がり勝負でも対応できると思う。先週、先々週の動きはランクアップしている」と体調アップを見込む。勝ってクラシック候補に名乗り出る。