世代のメインストリームに舞い戻る。東京スポーツ杯2歳S(G2、芝1800メートル、18日=東京)に向けてサウジアラビアRC3着のシュトラウス(牡、武井)が15日、美浦坂路で最終追い切りを行った。

4ハロン50秒9-12秒3はこの日の1番時計。大きく先行したグランシエロ(古馬1勝クラス)に2馬身先着した。武井師は「前の馬が52秒で行く予定で、追走の距離の感じから51秒くらいかなと思った。うまくコントロールできた」と話した。この秋新装された坂路で、最初に同50秒台を計時した2歳馬となった。

速い時計もさることながら、その中身がいい。2ハロン目に12秒3に上がったラップは3ハロン目に12秒8へと落ち着いて、最後に12秒3に再加速。前走で折り合いに苦労したことを受け、普段の調整から操縦性アップを図った効果が感じられた。師は「前走は最内枠で出遅れて、あの競馬。能力はある。距離は大丈夫だと思う」と巻き返しへ意欲を見せた。