ジャパンC(G1、芝2400メートル、26日=東京)に向けての1週前追い切りが16日、東西トレセンで行われた。

天皇賞・秋7着から雪辱を期すドウデュース(牡4、友道)は良好の動きを見せた。

王座奪還へ向け、豪快リハだ。昨年のダービー馬ドウデュースは、Cウッドで3頭併せを行った。藤岡康騎手(レースは武豊騎手)を背に、6ハロン80秒1-11秒1の好時計で最先着。最内に進路を取り、中アドマイヤソラ(古馬1勝クラス)を2馬身半、外サトノシュトラーセ(2歳1勝クラス)を3馬身半ほど突き放した。友道師は「少し時計は速くなったけど、リラックスして走れていた。しまいの反応もいいし、ここまで順調。1回使って上積みはある」と確かな手応えをつかんでいた。

巻き返す準備は整った。前走の天皇賞・秋は7着も、ドバイターフの取り消し明けで、実戦は8カ月ぶり。今回はたたき2走目で、勝ったダービーと同じ舞台となる。「不安なところがないし、この馬の力を発揮できれば」。芝の中長距離王決定戦へ向け、着実に仕上がりつつある。