1番人気のレモンポップ(牡5、田中博)が、フェブラリーSに続いてJRA・G1連勝を飾った。大外15番枠からのスタートだったが、内を見ながらハナを切り、よどみないペースで引っ張って押し切った。初の1800メートル、初の周回コースも克服した。

 

馬連2万9040円、3連単190万2720円-。大波乱を演出した1頭が、12番人気で2着に入ったウィルソンテソーロ(牡4、小手川)だ。

最後方付近から直線で馬群を割って伸びた。G1・2度目の騎乗だった原優介騎手(23)は「出遅れてしまい、差ししかないと切り替えた。追い出しがもたつき、逃げ切りを許してしまったのが僕のふがいないところ」と悔しがりつつも、馬の成長については「どんどん良くなっている。その結果の2着だと思う」。人馬ともに、今後のさらなる飛躍が楽しみだ。