凱旋門賞馬デインドリームの子、ドリーミーデイ(牝、久保田、父ルアーヴル)がデビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分35秒4。田辺裕信騎手は「頼りないところもあるんですけど、センスを感じていました。動き出しの時とかはいいものがありましたから」と振り返った。

ロケットスタートから楽に先頭へ。折り合って逃げると、直線でもさらに後続を突き放してみせた。2着に2馬身差を付ける快勝に鞍上は「馬を苦しめずに勝つことが出来ました。まだ成長段階ですから、もう少しパワーアップしてくれると思います」と汗をぬぐった。

久保田貴士師は開口一番「良かったと思いますよ」とホッと一息。「今日は勝ちにこだわった競馬だったなと。まだまだこれからです。次がどういう勝ち方をしてくれるか。じっくり、じっくりですね」とさらなる成長に期待を込めた。

今月1日にデインドリームが8月31日にこの世を去ったことが分かり、その翌日2日に孫のリーチユアドリーム(牝2、黒岩)が未勝利戦を勝ち上がった。2週連続で母の血を持つ2歳馬が活躍した。