2023ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)はJRAの横山琉人騎手(20=相沢)が69ポイントを獲得して優勝した。14日のファイナルラウンド川崎は3、4着で27ポイントを獲得。中山に舞台を移したこの日は第1戦で4着、第2戦をアスクビックスターで制し逆転優勝を飾った。

勢いに乗って重賞初制覇を狙ったメインのターコイズSでは惜しくも2着。横山琉騎手は「最後の最後に勝つことができてよかったです。今年は去年に比べて成績に納得がいっていないので、今日の重賞もあと1歩のところまできていましたが、ちゃんとそういうところで勝ち切れるようなジョッキーになりたいと思います」と今後の飛躍へ力を込めた。

JRA騎手の優勝は昨年の小林凌騎手に続き2年連続。2位は56ポイントでJRAの田口貫太騎手(20)、3位は55ポイントで川崎の新原周馬騎手(19)だった。

■田口2位、一時トップに立つ

JRAの田口騎手が56ポイントで2位となった。ファイナルラウンド川崎を1、6着とし2位で折り返すと中山での初騎乗となったこの日の第1戦は7着。一時トップに立ったが、第2戦は4着で優勝を逃した。JRAのルーキーでトップの34勝を挙げる同騎手は「途中1位になったので1位を取りたかったですが、悔しいですけど2位もよかったかなと思います」と振り返った。