<的場文男の予想>

◎ソールオリエンス

○タスティエーラ

▲ドウデュース

☆ジャスティンパレス

有馬記念だね。一番強い馬(イクイノックス)が引退したけど、今回は今回で混戦の面白さがある。本命はソールオリエンス。3着以内で走り続けている馬で、今回1番枠を引いたのも有利でしょう。本当にキタサンブラックはいい馬を出したと思う。乗りたい馬を挙げるとしても、この馬かな。自然に運んでいければ、直線の脚が残っているでしょう。対抗は同じ3歳のタスティエーラ。枠がいまひとつだけど、うまくついていけるはず。こちらも力がある馬だね。3番手、4番手は4歳馬で、▲がドウデュース。復帰3戦目で、そろそろ復活がありそう。☆が充実しているジャスティンパレス。あまり手を広げるのも…と思うから、この4頭でいこう。もちろん今回も自信の予想だよ。(21年のダービー☆◎、有馬記念◎▲。22年のダービー◎○、有馬記念◎○。今年のダービー△◎)。

今年は騎手デビュー50周年の年。続けられる秘訣(ひけつ)は…これしか出来ないから。やめたら、ただのおじさんだよ(笑い)。また年末の大井開催で、ファンの皆さんの期待に応えられるよう頑張ります。(大井競馬騎手)【取材・構成=渡辺嘉朗】

◆的場文男(まとば・ふみお)1956年(昭31)9月7日、福岡県生まれ。大井競馬場所属騎手。73年10月16日デビュー、同年11月6日にホシミヤマで初勝利。地方通算4万3449戦7423勝(23日現在)。地方競馬全国リーディング2回、大井リーディングを21回獲得。地方競馬通算最多勝記録、同最年長勝利記録、同最多騎乗記録、同最年長騎乗記録を持つ。20年には騎手として初めて黄綬褒章を受章。勝負服は赤・胴白星散らし。通称「大井の帝王」。