今年の有馬記念(G1、芝2500メートル、24日=中山)は、高速決着になる?

レースが迫ってきて、気になるのが芝の状態だ。24日の日曜中山の午前中のレースを分析してみる。

4Rの2歳未勝利戦(芝2000メートル)の勝ち時計は、2分1秒5だった。1000メートル通過が1分1秒4のスローペースで、勝ち馬のリアレストの上がり3ハロンは35秒2だった。

ちなみに、昨年の有馬記念当日も4Rで、同じ芝2000メートルの2歳未勝利戦が行われており、その勝ち時計は2分2秒6だった。1000メートル通過が1分1秒8のスローペースだったが、勝ち馬の上がり3ハロンは36秒3かかっていた。

つまり、今年と昨年では、芝2000メートルの2歳未勝利戦で、今年の方が1秒1も時計が速く、勝ち馬の上がりタイムも速い。

イクイノックスが制した昨年の有馬記念は、先行勢が総崩れとなり、勝ち時計は2分32秒4だった。

今年の馬場状態を見ると、昨年よりは1~2秒近く速いタイムの決着となりそう。乱ペースにならない限り、先行勢の粘りも見られそうだ。