ラストランのG1・3勝馬タイトルホルダー(牡5、栗田)は3着に逃げ粘り、昨年1着の宝塚記念以来の馬券圏内に入った。

同馬のスタイル通り、果敢にハナに立って馬群を引っ張った。向正面では2番手で進んだスターズオンアースに5馬身以上の差をつけた。4角を先頭で入ると、スタンドから起こったこの日一番の大歓声を背に、直線では粘り腰をみせた。

横山和騎手は「残念ですね。あそこまで行ったら勝ちたかったです。ここを目標にいい状態に持ってきてくれたスタッフの方々に感謝したいです。タイトルらしい競馬であわやの場面を作ってくれましたし、格好よかったです」と、すがすがしい表情を見せた。