G1・3勝馬がターフに別れを告げた。タイトルホルダー（牡5、栗田）の引退式が24日、最終レース終了後の中山競馬場で行われた。ラストランとなったこの日の有馬記念では、持ち前の脚力を存分に発揮する逃げで3着に力走。有終の美とはいかなくても、5万3453人のファンの前で力の限りの走りを見せた。

横山和生騎手には引退式を見守るファンから、大きな拍手と「ありがとう」のねぎらいの言葉が飛び交った。

横山和騎手　勝ちたかったというのがもう本音です。すみません。まあでも勝てなかったけどすごく格好よかったと思います。タイトルホルダーの走りを存分に皆さんに見せてあげられたと思いますし、さみしいですけどそこに乗れて幸せでした。あきらめない気持ち、かわされそうになっても、もうひと踏ん張りできるのがあの馬の素晴らしいところです。