関西競馬記者クラブ(加盟19社)は、同記者クラブ員による投票の結果、23年度「関西競馬記者クラブ賞」を杉山晴紀調教師(42)に贈ることとした。天皇賞・春を含む55勝を挙げ、自身初のJRAリーディングに輝くとともに、取材対応を通して今年の競馬の盛り上がりに大きく貢献したことが評価された。

杉山晴師は「これだけ名誉ある賞をいただけて感謝しています。関係者の方に感謝を申し上げたいと思います。印象に残っているのはやはりG1を勝てたこと。1年を通してスタッフも馬もよく頑張ってくれました」とコメントした。

◆中央競馬関西放送記者クラブ賞(関西所属騎手新人賞) 田口貫太騎手(20=大橋)が受賞。新人最多のJRA35勝を挙げ、騎乗停止がなかったことも評価された。「デビュー当初からオーナーをはじめ、大橋先生、スタッフの皆さんのご厚意により多くの騎乗馬を準備していただき、有力馬にも乗せていただいたことでこれだけの成績をあげることができたという思いです。24年は今年以上に勝ち鞍をあげて、大きな舞台でも活躍できる騎手になれるよう頑張ります」とコメントした。

◆関西テレビ放送賞(関西所属騎手年間最多勝) C・ルメール騎手(44)に決まった。7度目の受賞。

◆東京競馬記者クラブ賞 23年度の「東京競馬記者クラブ賞」(加盟17社)は、イクイノックス関係者一同が受賞した。メディアを通しての情報発信に好意的に協力。圧倒的なパフォーマンスを見せたイクイノックスの関係者の見事な仕事をたたえることが受賞理由。

◆民放記者クラブ賞 23年度は小林勝太騎手(21=小野)が受賞した。夏の札幌開催でメインレースを制し、全国新人騎手で最初の特別競走を勝利するなど優れた成績を収めた点が評価された。