良血馬スティンガーグラス(牡、木村、父キズナ)が1番人気に応え、デビュー勝ちを決めた。勝ちタイムは2分2秒1。

半姉に18年阪神JF(G1)など重賞6勝のダノンファンタジーを持つ。21年セレクトセール当歳部門にて1億1500万円(税抜き)の高値で取引された。

先団を見る形で道中は中団前めのインを追走。徐々にポジションを上げ、4角で前を射程に入れるとゴール前で測ったように差し切った。

24年初勝利となったルメール騎手は「まだ子どもっぽいけど、最後いい脚を使ってくれた。伸びしろがあります。体が大きくなったらいい馬になる。距離はぴったりでした」と評価した。

木村師は「良かったです。まだ頼りないところがあったし、これから成長してくれればいいなと思います。余裕のある距離がいいし、体は成長してほしいですね。オーナーに時間をいただいて時間をかけて乗り込めたのもプラスだったと思います。この後はしっかり休ませたいです」と今後の見通しを語った。