2023年度のJRA賞が9日、JRAから発表された。

最優秀障害馬には暮れの中山大障害を制したマイネルグロン(牡6、青木)が受賞した。295票中279票の支持を獲得した。平地未勝利だった3歳時の21年12月に障害に転向し、才能が開花したのが昨年3月のオープン初勝利。そこから4連勝でG1馬にまで上り詰めた。中山大障害の10馬身差勝ちはJ・G1となってから良馬場での最大着差だった。

同馬を管理する青木師は「まずシンプルにうれしいです。本当に光栄です。中山大障害を無事にゴールしてくれて、G1を勝っただけでは最優秀障害馬のタイトルを取れないとは思っていたので、大障害を含めたそれまでのレースでの走りも評価していただけたのかと思います。素直に喜びたいですね。生産、育成をした牧場のみなさん、馬主さん、多くの方に支えられてここまできて、お世話になった方に大きな勲章でお返しできたのは良かったと思います。前走後は体も脚元も全くと言っていいほど問題はありません。疲労感も過酷なレースを走ったとは思えないほどでした。馬は5日に放牧へ出ています。春の最大目標は中山GJになると思うので、そこから逆算して調整をしていきたいと思っています」と感謝を伝えた。

※年齢は明け年齢