2023年度のJRA賞が9日、JRAから発表された。

最も接戦となった最優秀2歳牝馬部門は、アスコリピチェーノ(牝3、黒岩)が31票差でレガレイラ(牝3、木村)との接戦を制した。後者はG1昇格後では初となる牝馬によるホープフルS制覇を果たし132票を集めたが、前者は3戦無敗で新潟2歳S、阪神JFの2重賞を制したことが評価され、163票を獲得した。

黒岩師は「栄誉ある賞に選出いただき光栄です。ありがとうございます。アスコリピチェーノは思い描いた通りにステップアップし、こちらの予想以上に成長していってくれました。順調に早い時期にデビューを迎えることができて、G1にも自信を持って臨むことができました。しっかり勝ちきってくれた馬に感謝したいです」と喜んだ。

現在は福島・ノーザンファーム天栄に放牧中で、今後は桜花賞(G1、芝1600メートル、4月7日=阪神)が目標となる。師は「まずは桜花賞が大きな目標となりますので、最優秀2歳牝馬としてしっかりいい結果を出していけるよう、身を引き締めて頑張りたいと思います」と力を込めた。

※年齢は明け年齢