フランス人女性騎手、ミカエル・ミシェル騎手(28)が騎乗の拠点を現在の米国からオーストラリアへ移すことが12日、分かった。すでにメルボルンに移動し、X(旧ツイッター)ではフレミントン競馬場入りしているミシェル騎手の様子を、メルボルンCを主催するヴィクトリアレーシングクラブがポストしている。

ミシェル騎手は「能登半島地震で被災された皆さまには心よりお見舞いを申し上げます。1日も早い復興を心より願っております」と大好きな日本へ向け、現状の思いを伝えた。

決断の理由に関しては「オーストラリアを選んだのは、以前ジョッキーだったブレント・スタンレー調教師からとてもいいチャンスをもらったからです。オーストラリアの調教師は女性騎手を多く起用し、信頼してくれる。私にとっても有利になります。人々が競馬を愛し、競馬場が美しく、来ることができてとてもラッキーでした」と明かした。続けて「新しい調教法や騎乗法を学んでもっといいジョッキーになりたい。できる限り多くのレースで勝ちたいし、大きなレースも勝ちたい。G3とG2は勝ったので次の目標はG1を勝つことです」とさらなるレベルアップを成し遂げるべく、強く意気込んでいる。