19日、ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月4日=チャーチルダウンズ)の主催者が行うフューチャーウェイジャー(長期前売り)の第3回目(プール3)が開始され、早くも日本馬2頭の名前が挙がっている。

プール3は19日~21日の3日間。主催者が選抜した有力馬39頭と「それ以外の3歳馬」という40の選択肢があり、プール2(昨年11月23日~26日)では名前のなかったアマンテビアンコ(牡、宮田)とフォーエバーヤング(牡、矢作)が新たに名前を連ねている。

各馬(選択肢)には主催者によるオッズ(モーニングライン)が設定され、1番人気は「それ以外の3歳馬」で2・4倍。個別の馬ではBCジュベナイルを制したフィアースネスが9倍で実質的な1番人気となっており、日本馬2頭はアマンテビアンコが61倍、フォーエバーヤングが31倍のオッズが提示されている。2頭はカトレアS、全日本2歳優駿で「ジャパン・ロード・トゥ・ケンタッキーダービー」のポイントを獲得。前者は次走に雲取賞、後者はサウジダービーを予定している。

「ジャパン・ロード・トゥ・ケンタッキーダービー」は16年秋に創設されているが、「プール3」の時点で日本馬の名前が挙がるのはこれまでにない異例の出来事。一昨年はクラウンプライド(13着)、昨年はデルマソトガケ(6着)、マンダリンヒーロー(12着)が出走を果たしており、ケンタッキーダービーに日本調教馬が参戦する可能性が高いことや、昨年のBCクラシックでデルマソトガケ、ウシュバテソーロが好走し、日本調教馬のケンタッキーダービー制覇の可能性が出てきたことが、「プール3」でフューチャーウェイジャー入りを果たした要因として考えられる。