カルストンライトオが亡くなりました。快速で知られた馬で、04年のスプリンターズSを制したG1馬です。

当時、僕はプロ野球の広島カープ担当でした。競馬はもちろん毎週見ていましたが、あの週はいつも以上にメジャーリーグに注目していました。当時マリナーズのイチロー選手が、メジャーの年間最多安打記録に近づいていたからです。

確か、新記録達成から2日後か3日後がスプリンターズSだったと思います。野球担当の競馬好きの間では、イチロー選手が新記録を樹立したのだから、スプリンターズSは「51」で決まりだ、とみんなが騒いでいました(イチロー選手が背番号51だからです、念のため)。

馬番(5)はカルストンライトオ。馬番(1)は前年の覇者デュランダル。結果は1着カルストンライトオ、2着デュランダルで馬単(5)(1)、配当は4010円。野球担当がみんな馬券をとった…かどうかは覚えていませんが、大騒ぎだったのは覚えています。

ちなみに、あの時のカルストンライトオはデュランダルに4馬身差の圧勝でした。永遠に語り継がれる快速馬だと思います。【伊嶋健一郎】