今年の注目新種牡馬を紹介する。

オナーコード

父エーピーインディ

母セレナーズキャット(ストームキャット)

■けい養先 優駿スタリオンステーション

■戦績 11戦6勝

■主な勝ち鞍 15年メトロポリタンH、15年ホイットニーS

■種付け料 180万円

2歳時の米G2レムゼンSで重賞初制覇。けがにより米3冠競走挑戦は断念したが、4歳6月のメトロポリタンH、同8月のホイットニーSとG1を連勝。メトロポリタンSは10頭立ての最後方から後方一気でベルモントS勝ち馬トーナリストに3馬身3/4差をつける圧勝だった。ホイットニーSでは、またしても末脚を駆使して後のBCダートマイル勝ち馬リアムズマップを2着に下す快走を見せた。引退戦のBCクラシックは3着に敗れたが、15年のエクリプス賞最優秀古牡馬に選ばれた。

種牡馬としては初年度産駒のオナーエーピーがサンタアニタダービーを制すなど、最初の2世代で3頭のG1馬を送り出している。産駒は芝、ダート、そしてオールウエザーでも勝ち馬を出しており、万能型として期待が集まる。名門レーンズエンドファーム(エーピーインディ、フライトライン、マインシャフト、キングマンボ、カーリン、ケイムホーム、レモンドロップキッドなどが在籍)での種牡馬生活を経て、今年から日本で供用が始まる。

<優駿SSの関係者>

父から最先端のダート適性を、母から名牝セレナーズソング(G1・11勝)にさかのぼる非凡な運動能力を受け継いだ本馬です。まさしくダート新時代にふさわしい種牡馬ではないでしょうか。