今週末は中東サウジアラビアの首都リヤドでサウジC(G1、ダート1800メートル、24日=キングアブドゥルアジーズ)が行われる。

米国から参戦するサウジクラウン(牡4、B・コックス、父オールウェイズドリーミング)は昨年のペンシルベニアダービー覇者。2番手に控えたBCクラシックは10着に沈んだが、1月20日のG3ルイジアナS(フェアグラウンズ競馬場)で2着に5馬身4分の3差をつける“圧逃”劇を演じ、意気揚々とサウジCに参戦する。

オーナーであるFMQステーブルのアル・カフタニ氏は「ブリーダーズカップとは違うサウジクラウンを見ることになるでしょう。あのときから彼は大きく成長していて、かなり良くなったと感じています。前哨戦はとても満足のいくものだったし、さらに良くなるでしょう。ブリーダーズカップのときに2000メートルはギリギリだったし、1800メートルに戻るのは理想的。彼がチャンピオンになれる距離です。素晴らしい準備ができていて、ブラッド・コックス調教師も満足しています。今年のレースはサウジカップの歴史の中で最も素晴らしいものになると思います。挑戦です」と力強い。展開については「私の個人的な見解。まだ調教師やチームのメンバーとは話し合っていません」と断った上で、「(レースの)ペースはストロングだと思う。サウジクラウンとナショナルトレジャーがリードすると思います」と見通しを語っている。BCクラシック覇者と同じ芦毛馬。こちらの芦毛馬も日本馬の強敵になる。

※今年のサウジCは初めてJRAによる海外馬券発売が行われる。