BCクラシック2着デルマソトガケ(牡4、音無)のクリストフ・ルメール騎手(44)は好感触をつかんでサウジ入りする。出国2週前、1月31日に栗東Cウッドで追い切りに騎乗。佐賀記念を快勝するノットゥルノと併せ馬を行った。「追い切りに乗りましたが、いいコンディションですね。去年の秋にBC(クラシック)へ行く前よりも良かったです。まだ4歳で、成長しています」。

デルマソトガケ自身は昨年に続くサウジアラビア遠征。昨年はサウジダービーで3着に入っている。「サウジCはすごくいいメンバーですけど、デルマソトガケはいい結果を出せると思います。BCクラシックを勝ったホワイトアバリオ、ペガサスワールドCを勝ったナショナルトレジャーも出てきます。もちろん、米国の馬も強いけど、デルマソトガケもいい馬。UAEダービーを勝ちましたし、タフな馬です。UAEダービーを逃げ切ったようにスピードもあるし、米国の競馬でもいいスタートをしていて、スタミナもある」。

昨年のBCクラシックは前哨戦を使えず、ケンタッキーダービーからの直行というローテ。それでもホワイトアバリオを最後まで追いかけ、日本調教馬史上最高の成績となる2着に入った。「(レモンポップとは初対戦、ウシュバテソーロとは再戦になるが)レモンポップが前に行って、ウシュバテソーロが後ろから、その間からヒュッといきたい。今年も秋にはまたBCクラシック(西海岸のデルマー開催)に行けるといいですね。楽しみにしています」と意気込んでいる。