“大谷さん”がほろ苦デビューだ。3番人気に推された米国生まれのオオタニサーン(牡、堀、父ジャスティファイ)は初陣を5着で終えた。

ドジャース大谷翔平選手(29)を連想させる馬名で、JRAホームページによると馬名意味は「人名より+敬称」。

英国出身の女性ジョッキー、レイチェル・キング騎手を背に、日本ハム時代の背番号と同じ11番枠に入った。スタートで立ち遅れ後方からの競馬を強いられたが、直線は大外を回って鋭い伸び脚を見せ、5着まで巻き返した。

鞍上は「調教でも乗っていなくて初めて乗りました。ゲートの中で最初は静かに落ち着いていましたが、開くとそれに驚いて後ろに引いてしまいました。キックバックは気にしていないですし、将来はもっと良くなると思うので、今後が楽しみです」と成長に期待した。

昨季まで大谷選手が在籍したエンゼルスの実況者が、大谷選手がホームランを放った際に「ビッグフライ! オオタニサーン!」と叫ぶことが有名となった。