デルマソトガケ(牡4、音無)のルメール騎手は第1回開催の20年ゴールドドリーム(6着)、昨年のジオグリフ(4着)に続く3度目のサウジC挑戦になる。21日の追い切りでは「すごくいい感じ。馬の状態はバッチリです。相手はみんな速い馬なのでスタートが大事だけど、デルマソトガケはスタートがいい馬。それにどのポジションでも走れます」と手応え十分の口ぶりだった。

一昨年のサウジカップデーはサウジCの騎乗こそなかったものの、ネオムターフCをオーソリティ、レッドシーターフHをステイフーリッシュで逃げ切り、1351ターフスプリントをソングライン、リヤドダートスプリントをダンシングプリンスを制し、1日で重賞4勝という神懸かり的な成績を残した。

今年のサウジカップデーはリヤドダートスプリントのケイアイドリー、1351ターフスプリントのアグリと、サウジCデルマソトガケの3鞍。「4勝はできませんね」とおどけると、引き締まった表情で「ベストチャンスはデルマソトガケです」と勝利への意欲を語った。ルメール騎手はサウジC3度目の挑戦で三度目の正直へ。13番枠からどのように立ち回るのか、注目だ。