日本軽種馬協会は2日、種牡馬エスケンデレヤが1日に心不全で死んだことを発表した。17歳だった。

同馬は米G1ウッドメモリアルS勝ち馬。引退後は米BCスプリントなどを勝ったG1・4勝馬ミトレ、メトロポリタンHなどを勝利したG1・2勝馬モースピリットを輩出。日本では16年より北海道の日本軽種馬協会静内種馬場で種付けを開始し、昨年に青森県の同七戸種馬場へ移動。東北地方の馬産を支えるべく、大きな期待がかけられていた。国内の産駒ではダイメイコリーダが20年ジャパンダートダービー2着に入るなど、活躍馬が出ていた。

七戸種馬場の野田龍介場長は「突然のことで大変残念に思います。昨年、東北地区での活躍を期待して七戸種馬場に導入され、北海道地区以外でけい養された種牡馬の中で最多の39頭に種付けするなど、多くの皆さまにご支持をいただきましたこと深く感謝申し上げます。今年誕生する東北産のエスケンデレヤ産駒の活躍を心から願います」とコメントした。